弦鳴楽器(CHORDOPHONES)
弦鳴楽器のうち、形の上でビワ類かコト類か区別がつきがたい楽器は、その主要な奏法によって区別します。つまり、音高を得るために弦を指で押さえるものをビワ類、柱を用いるものをコト類とします。
- コト類1(コト)(tube zithers)
- 蒲鉾状,雨樋状,筒状ないし棒状の細長い胴に弦が平行に張られている.
- HS番号 ; 312 ; 312.12 : 312.22
- コト類2(ヤンキン)(board zithers)
- 箱状の胴に弦が平行に張られているもので,箱の長さと幅の比率が小さいもの(長方形,台形,その他の形を含む).
- HS番号 ; 314.122
- コト類3(アズサユミ)(musical bows)
- 弓づるを打ったり,はじいたり,擦ったりする.
- HS番号 ; 311.21 : 311.12
- リラ類(lyres)
- 共鳴胴と2本の腕木をもち,そこに渡した横木から弦が胴面に平行に張り渡される.
- HS番号 ; 321.21
- ビワ類1(ビワ)(lutes ( plucked ))
- 共鳴楽器から棹が伸び,弦が胴面に平行に張られる.弾奏する.
- HS番号 ; 321.321-6 : 321.322
- ビワ類2(ヴァイオリン)(lutes ( bowed ))
- 共鳴胴から棹がのび,弦が胴面に平行に張られる.擦奏する.
- HS番号 ; 321.321-71
- ビワ類3(シャミセン)(spike lutes ( plucked ))
- 共鳴胴を棹が貫き,弦が胴面に平行に張られる.弾奏する.
- HS番号 ; 321.312
- ビワ類4(コキュウ)(spike lutes ( bowed ))
- 共鳴胴を棹が貫き,弦が胴面に平行に張られる.擦奏する.
- HS番号 ; 321.311-7
- タテゴト類harps
- 共鳴胴の一端から腕木が伸び,腕木から数本の弦が胴面に対して垂直.
- HS番号 ; 322.11 : 322.12
- コーラ類(harp-lutes)
- 棹と共鳴胴をもつ.ただし,弦が作る面は胴に対して垂直.
- HS番号 ; 323-5
- コモク類(khamak)
- 片面太鼓を共鳴胴とし,1弦ないし2弦が膜面から垂直に張られる.弾奏する.
- HS番号 ; 22
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