2020年4月、コロナ禍での初の緊急事態宣言が発令されました
オンライン…。対面が大前提のレッスンはこの日から画面に変わりました。どうすれば最良の「音」が相手に伝わるのか?学生たちの全面協力のもと試行錯誤の毎日が続きました。伴奏無しで歌っても、声量が強すぎると音が切れてしまったり、速いパッセー
コロナ禍で登校禁止となり、大学で練習が出来なくなった学生たちは、練習場所を探すことも大変でした。自宅にいる学生でも声が自由に出せる学生はごく一部。ご家族がテレワーク中であったり、オンライン授業中であったり、声を出したくても出せな
2020年10月(後期)オンラインに加えて、対面でのレッスン
タイムラグがあるからこそ、お互いの声を集中して良く聞きあえるようになっていました。静かに、一呼吸待つことにより、相手の音に「耳を澄ます」ことが自然にできるようになっていまし
オンラインレッスンには、遠くても「近い声」がありました。
(2020年10月 パーテーション設置されたレッスン室)
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写真(上):2020年11月 パーテーション設置による「博士リサイタル」(第6ホール/無観
【プロフィール】
平松英子
東京藝術大学音楽学部声楽科教授
東京都出身。東京藝術大学、同大学院(オペラ専攻)修了。ドイツ学術交流会(DAAD) 奨学生としてミュンヘン音楽大学に留学。在学中に、J.S.バッハ「ヨハネ受難曲」でデビュー。マイスタークラス修了後、モーツァルト「魔笛」パミーナ役でデビュー、テアター?デス?ヴェステンス(ベルリン) 他に出演。宗教曲のソリストとして、ヘルマン?プライ、ペーター?シュライアー、ジュゼッペ?シノーポリ他と共演。帰国後オペラ、ウェーバー「魔弾の射手」、モーツァルト 「フィガロの結婚」「ドン?ジョヴァンニ」、原嘉寿子「脳死をこえて」他に出演。湯浅譲二、細川俊夫をはじめとする現代作曲家の初演にも多く関わる。CD「4つの愛のマドリガル」他。現在、東京藝術大学音楽学部教授。洗足学園音楽大学講師。ジロー?オペラ新人賞受賞。ジュネーヴ国際音楽コンクール審査員(2011)。日本声楽アカデミー会員。日本演奏連盟会員。