この度、文化庁長官としてご指名いただいたことについては、大変光栄であり、身の引き締まる思いであります。
日本は素晴らしい文化芸術資源に満ち溢れておりますが、今後、2020年も視野に、国家政策として、国内に存在する数多の文化芸術の魅力を再発見し、復興、活性化するとともに、広く国際社会に向けて発信していくことで、世界に誇れる文化芸術大国の実現を目指したいと考えております。
微力ではありますが、自身のこれまでの経験や芸術家としての視点を活かしつつ、文化庁をはじめとする関係者の皆様方の協力も得ながら、ときめきに満ちた未来の実現に向けて、全身全霊を捧げて取り組んでまいりたいと思います。
平成28年2月26日
東京藝術大学長