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伊藤洋一文部科学省科学技術?学術政策局長が藝大COI拠点を視察

2016年06月08日 | 全て, 大学全般

6月8日、伊藤科学技術?学術政策局長が東京藝術大学を訪れ、COI拠点「産学官連携棟(Arts & Science LAB.)」、陳列館「東京藝術大学アフガニスタン特別企画展「素心 バーミヤン大仏天井壁画」~流出文化財とともに~」および大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復日本画研究室を視察した。

視察後は、JSTの木本成一イノベーション拠点推進部ビジョナリーリーダー補佐や本学関係者も交え、先進的な意見交換が行われた。

?Arts & Science LAB.4階の球形シアターでは、COI「共感覚メディア研究グループ」によって制作されたドームプロジェクション映像を紹介。半球面のスクリーンに映し出された映像を鑑賞しながら、映像分野の新たな表現方法の広がりや展望、並びに、COI拠点の概要について、宮廻正明社会連携センター長から説明があった。

?Arts & Science LAB.2階のコンテンツ開発研究工房では、文化財複製特許技術によって制作された高精細複製画および制作現場を見学。文化財としての複製の価値や存在意義および今後広く認知していく必要性について、宮廻センター長から説明があった。

高精細複製画を説明する様子
高精細複製画を説明する様子

Arts & Science LAB.1階エントランスでは、法隆寺釈迦三尊像3D復元プロジェクトとして、鋳造した釈迦三尊像の仕上げ作業の様子を見学。国境を越えた芸術文化の共有という拠点目標の実現について、宮廻センター長から説明があった。

法隆寺釈迦三尊像を説明する様子
法隆寺釈迦三尊像を説明する様子

大学美術館陳列館では、アフガニスタン特別企画展を鑑賞。内戦の混乱下でアフガニスタンから海外に流出し日本で保護された壁画や仏像などの文化財および文化財複製特許技術を活用し復元したバーミヤン東大仏天井壁画「天翔る太陽神」について、宮廻センター長から説明があった。

大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復日本画研究室では、学生の制作現場を見学。学生から修了作品の制作について説明があり、また、宮廻センター長(同研究室教授)から研究室の概要について説明があった。