6月10日、山口参議院議員が東京藝術大学を訪れ、奏楽堂、COI拠点「産学官連携棟(Arts & Science LAB.)」、陳列館「東京藝術大学アフガニスタン特別企画展「素心 バーミヤン大仏天井壁画」~流出文化財とともに~」を視察した。
?奏楽堂では、藝大定期第376回 藝大フィルハーモニア定期演奏会のゲネプロを鑑賞。また、奏楽堂の概要並びに演奏会などについて、澤和樹学長から説明があった。
澤学長(右)から奏楽堂の説明を受ける山口議員(左)
Arts & Science LAB.1階エントランスでは、法隆寺釈迦三尊像3D復元プロジェクトとして、鋳造した釈迦三尊像の仕上げ作業の様子を見学。国境を越えた芸術文化の共有という拠点目標の実現について、平COI研究推進機構シニア?リサーチャーから説明があった。
釈迦三尊像を説明する様子
Arts & Science LAB.2階のコンテンツ開発研究工房では、文化財複製特許技術によって制作された高精細複製画および制作現場を見学。文化財としての複製の価値や存在意義および今後広く認知していく必要性について、平シニア?リサーチャーから説明があった。
高精細複製画を説明する様子
大学美術館陳列館では、アフガニスタン特別企画展を鑑賞。内戦の混乱下でアフガニスタンから海外に流出し日本で保護された壁画や仏像などの文化財および文化財複製特許技術を活用し復元したバーミヤン東大仏天井壁画「天翔る太陽神」について、前田耕作特別顧問および井上隆史客員教授から説明があった。
バーミヤン大仏天井壁画「天翔る太陽神」を説明する様子