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高円宮妃久子さまが大学美術館「驚きの明治工藝」をご観覧(10/26)

2016年11月07日 | イベント, 全て, 大学全般

 高円宮妃久子さまが10月26日、本学大学美術館を訪れ、「驚きの明治工藝展」を観覧されました。同展覧会は台湾のコレクター宋培安氏が集めた130点にも及ぶ明治時代の工芸品が展示され、10月30日が最終日となり、5万4千5百人ほどの来場者があり大盛況のうちに幕を閉じました。

 明治時代に国策として工芸品の輸出の拡大があったため、当時数多くの優れた作品が生み出され、江戸時代より精緻な技術の追求がなされました。会場には金工、陶磁、漆工、染織、彫刻などさまざまな分野の工芸品が展示されていました。

 久子さまは、澤学長、秋元館長、黒川教授の案内で一般の来館者に混ざって、1時間半ほどかけてご鑑賞されました。黒川教授から1つ1つの作品に丁寧な解説があり、例えば、江戸時代からの伝統的な有線七宝の技法を進化させたのは明治時代であり、ぼかし表現が生まれたのはこの頃であったことや、当時の鉄は現在のものと成分が異なり、柔らかかったため、ここまでの薄さを実現できたことなどが伝えられると、久子さまは丁寧に耳を傾け、その技術にときどき驚きの表情を浮かべていました。そして根付の前では、長らく足を止め、拡大鏡でじっくりと観覧していました。

高円宮妃久子さまが大学美術館「驚きの明治工藝」をご観覧

根付を熱心にご観覧される久子さま

高円宮妃久子さまが大学美術館「驚きの明治工藝」をご観覧
黒川教授の解説に耳を傾ける久子さま

 

高円宮妃久子さまが大学美術館「驚きの明治工藝」をご観覧
狸の愛らしい表情に思わず笑顔がこぼれる

 

高円宮妃久子さまが大学美術館「驚きの明治工藝」をご観覧
絵画的表現と立体感をもつ珍しい天鵞絨(ビロード)友禅をご観覧