11月15日、水落 敏栄文部科学副大臣が宮田亮平退任展「喜怒愛藝」を観賞しました。
この展覧会は現在文化庁長官を務め、約50年を藝大で過ごし2005年から10年間にわたり学長を務めた宮田亮平氏の助手時代以降の作品の数々が展示されており、1990年代から取り組んでいるイルカをモチーフとした、生命の躍動を感じさせる「シュプリンゲン」シリーズの大作をはじめ、鏡のように磨き上げられ、金属が流動している様をとらえた「ゲル」シリーズや、映画に登場しそうな強いまなざしのミステリアスな獣たちの「鵺(ぬえ)」シリーズなど、現在に至るまでの作風の変遷がみてとれます。また写真パネルによるパブリックアートの紹介もあり宮田長官の幅広い活躍が感じられます。
水落副大臣は入り口でたくさんのイルカの群れに迎えられると、宮田長官の案内で会場を巡り、時代の流れや、自らの経験などの中から作品の着想は生まれることなど1つ1つ丁寧な解説に興味深く耳を傾けていました。また、本学の澤学長が「浜辺の歌」をヴァイオリンで奏でると、演奏に耳を傾け、大きな拍手を送っていました。最後に水落副大臣から「喜怒愛藝」とは宮田長官らしい展覧会ですね、と感想が述べられ芸術?文化への理解を深めていただきました。
「喜怒愛藝」は11月23日(水?祝)まで開催しております(会期中無休?無料)。皆様どうぞ足をお運びください。
素材を金属だけでなく、木をつかった作品にも取り組んでいる
澤学長の「浜辺の歌」が美術館に響き渡った
数々のパブリックアートワークに驚かれる水落副大臣