香川県東かがわ市引田を舞台に、日本とアメリカ、ほか異なる文化背景をもつ現代美術家22名が「自然観」をテーマに作品を展開します。日本の香川県東かがわ市引田地区とアメリカのシカゴの風土と歴史をリサーチ、その土地の自然環境や人間と自然の関わり方について考察を深め、各々の抱いてきた自然観の差異と文化背景をかえりみます。
この展覧会では、人間と自然の関係が表れる場である庭園や港、歴史的町並文化に関わるリサーチワークを通じて、水、植物、山、景色、建築、住い、天体、環境等、自然と人間にまつわる多層的な要素をアーティストが自己の身体と関わらせ、人間と自然のコミュニケーションの場の新たな在り方を多様な現代アート作品で表現します。
東京藝術大学大学院美術研究科は2015年度より、世界の芸術系大学を代表するパリ国立高等美術学校(エコール?デ?ボザール)、ロンドン芸術大学セントラル?セント?マーチンズ校、そしてシカゴ美術館附属美術大学とそれぞれ連携し、国際共同授業「グローバルアート共同プロジェクト」を実施しています。ファインアート分野の教員と学生が国や大学の枠組みを超えてユニットチームを組み、ソーシャル?アート?プラクティス(現代アートの社会実践)を行なう様々な演習を共同で開設しています。
このシカゴユニットの共同授業は、教員と学生が日本とシカゴを行き来し、両国の文化の共通点や差異を学び、ユニットのテーマを糸口に社会参加を前提としたフィールドワークやワークショップ、スタジオ内外での制作活動などを行なうことで、各々が複合的な視野を広げその表現を新たにし、深め、発表することを目的としています。
出展作家(教員)
金田充弘
橋本和幸
ダン?プライス
保科豊巳
本村桜アリス
アラン?ラブ
レイク真由美
出展作家(学生)
新井毬子
エステファニア?アリアザ
石山 諒
梅沢英樹
菅野歩美
アシュリー?ギランダース
朱 馨儀
城山みなみ
マリア?ドゥナエフスキー
村上 裕
村田冬実
森 宏枝
閻 旖田
李 麗凡
サラ H?レイノルズ
会期 | 2017年8月26日(土)~9月17日(日) JPN 10:00-16:00 ENG 10:00am-4:00pm< ※8月30日(水)、9月6日(水)、13日(水)は休み |
入場料 | 無料 ※ただし、讃州井筒屋敷母屋入館料が必要 (大人300円 小人150円) |
会場 | ?(香川県東かがわ市) 讃州井筒屋敷および引田地区周辺 〒769-2901 香川県東かがわ市引田2163 |
アクセス | ?JR高徳線引田駅より徒歩10分 高松自動車道 引田インターより車で5分 |
主催 | 東京藝術大学、シカゴ美術館附属美術大学、香川県、公益財団法人置県百年記念香川県文化芸術振興財団 |
協力 | ?東かがわ市、讃州井筒屋敷、香川県立高松工芸高等学校 |
企画 | 東京藝術大学×シカゴ美術館附属美術大学 グローバルアート共同プロジェクト シカゴ?ユニット |
問い合わせ先 | tua-saic2017@googlegroups.com |
特設サイト | http://tua-saic2017.geidai.ac.jp |