東京藝術大学では11月7日(水)、正木記念館にて茶会「心地の良いノイズ 茶道 —薄茶平点前の音を聴く―」を開催いたします。
茶道の楽しみの一つは、日常とは異なる静けさを感じることにありますが、今回のプロジェクトでは、邦楽曲《茶音頭》の演奏を伴ったお点前を行います。
《茶音頭》は、江戸時代後期(文化文政期)に作られ、現在でも親しまれています。歌詞には、茶筅、柄杓、帛紗捌き…など、茶道具の名称や、お点前、茶に関連する言葉も多く含まれます。そして、この曲の演奏時間内に、薄茶を一服点てて、客人をもてなすことができますが、このことはあまり知られていないようです。
茶道は、日本の伝統芸術の要素(工芸、書道、建築、料理など)の殆ど全てを含む総合芸術です。音楽や芸能の要素は含まないため、茶道にとって音楽は、ノイズ(不要なもの)のような存在とも考えられます。
すると、本企画の演奏者と点前者、それぞれの発する音は“ ノイズ” であるかもしれませんが、あえて、相互の“ 音” に耳を傾け、“心地の良いノイズ” を楽しめる機会になれば…と思います。
会場 | 東京藝術大学 正木記念館(2階) 〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8 http://www.geidai.ac.jp/access/ueno |
日時 | 2018年11月7日(水)開場 15時、開演 15時30分 (終演予定:17時頃) |
申込方法 | 往復ハガキを利用ください。〈締切り 10月23日(火)必着〉※締切を延長しました <詳細はチラシ裏面をご覧ください(PDF)> |
参加費 | 3000円(抹茶、創作お菓子、懐紙付) |
主催 | 東京藝術大学 COI 拠点 |
問い合わせ先 | ハローダイヤル:03-5777-8600 Email:aica@ml.geidai.ac.jp |