東京藝術大学は、12月14日に本学上野校地において、敦煌研究院(中国)と双方の学術文化交流の促進及び芸術文化の振興に資することを目的とする「学術交流協定」を締結しました。
敦煌研究院からは王 旭東院長と張 元林敦煌研究院敦煌学情報センター長 兼 シルクロードと敦煌研究センター長が来日し、終始和やかな雰囲気の中、澤和樹学長と王 旭東院長により「学術交流協定」の締結式を行いました。
本協定は、2014年2月20日に締結された「学術交流に関する協定」に代わるもので、芸術文化分野の人材育成の強化や、敦煌莫高窟に代表されるシルクロード芸術における文化財保護に関する学術シンポジウム及び展覧会の開催、共同研究及び学術文化交流を促進するためのシルクロード芸術の再現、芸術を通じた文化外交や観光業界への貢献の推進等について、今後引き続き交流を行っていくことを確認したものです。
また、本協定の締結に伴い、2017年2月22日に締結された「文化財共同研究に関する覚書」も再締結しました。
本学と敦煌研究院との過去30年に及ぶ交流により築きあげた関係を元に、今後ますます活発に日中間における文化交流と文化財共同研究プロジェクト等が推進されることに期待が寄せられます。
(中央左)澤学長、(中央右)王院長