NMWA(ニムワ)日本委員会と東京藝術大学は、共催によるパネルディスカッション「アート、ジェンダー、社会」を10月22日に開催しました。
NMWA=National Museum of Women in the Arts(所在地:米国?ワシントンDC)は女性アーティストとその作品に光を当てることにより、芸術を通して女性を支援することに特化した世界初の美術館です。2024年に開催する企画展に初めて日本の女性作家も出展することとなり、2021年にNMWA日本委員会が設立されました。
写真:(左から)国谷裕子理事、スーザン?スターリング氏(NMWA館長)、山本浩貴氏(金沢美術工芸大学講師)、荒木夏実美術学部准教授
第1部は「女性をエンパワーするNMWAの挑戦」と題し、NMWAの活動や推薦作家についての紹介がありました。
日比野克彦学長はビデオレターを通じて、「東京藝術大学は近年、芸術の既成概念を勇気を持って改革し、これからの時代に合った芸術?アートと、それに相応しい人材を育むことを目指しており、社会の中で芸術がこれまで以上に大きな役割を示せるよう取り組んでいます。本日のNMWAとのシンポジウムが次なる時代への大きなきっかけとなることを期待します」と述べました。
また、ワイズマン廣田綾子氏(NMWA日本委員会共同代表(米国担当))からNMWAの活動についての解説があり、藪前知子氏(NMWA日本委員会コントリビューティング?キューレーター)からは2024年に開催する企画展「Woman to Watch」と、日本からの出展候補作家について紹介がありました。
第2部のパネルディスカッションでは本学の国谷裕子理事がモデレーターを務め、「アート、ジェンダー、社会」をテーマにスーザン?スターリング氏(NMWA館長)、山本浩貴氏(金沢美術工芸大学講師)、本学の荒木夏実美術学部准教授がディスカッションを行いました。
ワイズマン廣田綾子氏
アイリーン?ガットマン氏(NMWA副館長)
候補作家の紹介をする藪前知子氏