10月20日(火)、本学と三菱地所株式会社による「藝大アーツイン丸の内2015」が開幕しました。本イベントは、次代を担う新鋭のアーティストを支援し、日本を代表するビジネス街である東京?丸の内をキャンパスに音楽や美術といった芸術を通じて情報発信することで、訪れた方々に気軽に芸術を楽しんでいただくためのイベントです。
初日オープニングで本学管楽学生によるファンファーレで開幕。続いて「三菱地所賞」授賞式が行われました。授賞式の後には、三菱地所株式会社取締役社長杉山博孝氏と宮田学長によるミニ対談が行われ、杉山社長、宮田学長から受賞者へ向けて、”この三菱地所賞にはじまり、これから先の未来への活躍を期待する”といった激励メッセージが送られました。
「藝大アーツイン丸の内2015」は25日(日)まで開催しています。毎日藝大から様々な催しを提供いたします。夕方以降の催しもございます。学校、会社帰りなど、皆様のご来場をお待ちしています。
プログラム詳細
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三菱地所賞とは 若手芸術家を支援するため、東京藝術大学を優秀な成績で卒業したアーティストの中から、丸の内より発信する文化?芸術の担い手としてふさわしいと認められる者を選考し授与する賞 |
「三菱地所賞」授賞式開催前に、(仮称)丸の内3-2計画 馬場先通り側仮囲いにライブペイントを行った学生による作品の解説を宮田学長とともに杉山社長が鑑賞しました。
初日の20日(火)の藝大出張講義@丸の内では美術学部彫刻科深井隆教授の展示作品についてのギャラリートーク、邦楽とダンスの融合作品「薬師如来降臨/12の誓願」を松下功副学長の解説で行いました。
藝大出張講義@丸の内では本学宮廻正明教授と故?岡本喜八監督の妻で、映画プロデューサーの中みねこさんが、美術と映画のコラボレーションについてのトークを繰り広げました。
また、GEIDAIピアノと称して、21日(水)~25日(日)までスタインウェイ?ピアノによる藝大コンサートを丸ビル1Fマルキューブで開催しています。
藝大出張講義@丸の内では、本学三田村有純教授による「漆が皆をあなたをきれいにする」をテーマに、アットホームな雰囲気での講義が行われました。
藝大出張講義@丸の内では、開催期間アート空間となっているマルキューブで、本学植田克己教授が、音楽の楽しみ方、曲目などをお話し、その後植田クラスの学生による演奏が行われました。
また、丸の内周辺で働く”丸の内ワーカーによる「金曜日のピアニスト」”と称して、一般公募で選ばれた6名の方々がピアノを演奏、本学渡邊健二教授による講評と演奏が行われました。
金曜日の夜とあって、会社帰りの人々が藝大アートギャラリー「さわれる文化財」の鑑賞を行うなど、会場に多くの人が立ち寄られました。
ちょっと寄り道の先に、文字通りアートに触れる機会となる藝大アーツイン丸の内は25日(日)まで開催しています。
24日(土)は三菱地所賞音楽部門受賞記念リサイタルが行われました。フルートの大久保祐奈さん、チェロの伊東裕さんが丸ビル7F丸ビルホールで受賞記念リサイタルを行いました。
マルキューブではGEUDAIピアノ演奏会や、GEIDAIスカウティングGAM賞表彰式が行われました。
また、藝大出張講義@丸の内では、本学伊東順二特任教授が特別ゲストに月刊ソトコト編集長小黒一三氏、生物学者、青山学院大学教授福岡伸一氏、本学大学院映像研究科岡本美津子教授を迎え、社会基盤としての芸術がどうしたら可能なのかを、多彩なゲストと一緒にお話ししました。
トーク終了後、フェルメール愛好家である福岡伸一氏に本学の超高精細複製作品を鑑賞いただきました。
25日(日)、丸ビル7F丸ビルホールで三菱地所賞音楽部門受賞記念リサイタルが行われました。この日は声楽とピアノの2回開催され、声楽の立川清子さん(ソプラノ)、小野綾香さん(メゾソプラノ)、ピアノの西村翔太郎さんがそれぞれリサイタルを行いました。
また、19mの巨大な(仮称)丸の内3-2計画馬場先通り側仮囲いをキャンバスに、本学美術学部油画科の学生による数週間に渡るストリートウォールペインティングが行われ、ついに25日(日)に完成を迎え、制作に携わった学生によるお披露目会が行われました。
藝大出張講義@丸の内では、本学千住明客員教授が映像と音楽のコラボレーションについて、CM?ドラマ音楽やガンダムのサウンドトラックなど自身のこれまでの幅広い経験を振り返りながら、映像と音楽の融合の面白さについて、ご自身の映像作品や本学学生?卒業生の映像作品を交えながらお話ししました。