4月21日、馳浩文部科学相と宮田文化庁長官が本学を訪れました。
馳浩文部科学相に、本学の取り組みや研究成果について具体的に知っていただくとともに、より文化?芸術への理解を深めてもらおうと、宮田文化庁長官の働きかけによって、今回の機会が実現しました。
澤学長から、まずは熊本地震で被災された方々を案じていることが伝えられ、馳浩文部科学相と宮田文化庁長官へ、この度の訪問への感謝を述べると、自らヴァイオリンを手に、アフガニスタンの風景映像をバックに、J?S?バッハの「G線上のアリア」が奏でられました。過去から未来への時間の流れに添うような、ゆったりとした音色にのせて、芸術のもつ心を育む力と心からの歓迎が伝えられました。
宮廻社会連携センター長の案内で陳列館にて開催の「アフガニスタン特別企画展バーミヤン大仏天井壁画~流失文化財とともに~」を観賞いただき、文化財の保護の重要性や、本学が有する卓越した保存修復技術への理解を深めてもらいました。また、産学官連携棟Arts & Science LAB.では壁画複製特許技術に基づいた油彩画、壁画をはじめとする文化財の複製画などを、直に見て、触れてもらうことで、芸術をより間近に、モノが生み出される現場を体験してもらいました。
秋元館長の解説で回った「藝大コレクション」展(本学大学美術館)では、和やかな雰囲気のなか、芸術や美術館についてや芸術の地域性などについて宮田文化庁長官を交え、ディスカッションを行いました。
馳文部科学相は最後に、”文化?芸術は興味深い、これからも文化庁をはじめとする関係機関等とも緊密に連携しながら、優れた芸術家育成や我が国の芸術文化力の発信や世界の芸術文化の発展に貢献しつづけてほしい”、と感想を述べ、本学を後にしました。